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チーム医療研修
2018年 08月 16日
今回は医療機関(総合病院)にて実施しているチーム医療研修についてご紹介します。 この研修では、実施にあたって、事前に医療職種(医師、看護師、コメディカルなど)の方々にインタビューを行いました。実際に体験した連携不足によるヒヤリハットを聞かせていただき、その内容を基に「医師と看護師と薬剤師のケース」「医師と看護師のケース」と、二つのケースを作成しました。 当日の研修では、本ケースを使用し、職種を超えたグループで問題点を話し合ってもらいました。同じ事例に対して各職種の立場ならではの気持ちを共有してもらうことで、他責ではなく自責で問題を捉えられるようにしました。 クラス全体で行った発表では、ケースに対して具体的な解決策も上がり、連携強化に向けたヒントを得ていただけたようです。 病院では、患者様に対して様々な職種のスタッフが関わり治療を行っています。医療の質を高めるためには、職種を越えた連携が欠かせません。多くの病院が「チーム医療」をキーワードに日々連携強化に取り組んでいます。 連携の第一歩は「相手を知ること」です。弊社でお手伝いをしているチーム医療研修では、自職種の紹介、他職種への印象の発表などを通して、お互いの仕事の目的や業務内容、困っていること、大変さなどについて情報交換してもらい、相互理解を深めてもらっています。その上で、自病院、自職場の連携課題を考え、その解決に向けて、自ら取り組むことを決めてもらうようにしています。