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新着情報

VICアカデミーを実施しました。

2019年 11月 05日

VICアカデミーとは
VIC社員及び関係者の勉強会です。

日時 2019年10月28日
テーマ 「リクルートのコアコンピタンスとナレッジマネジメント」
講師 (株)リクルートホールディングス 経営コンピタンス研究所 
所長 巻口 隆憲 


■リクルートの「コンピタンスマネジメント」とは?

コンピタンスマネジメントの目的とプロセスには、以下があげられます。
・企業の競争優位性を「定義」し、
・競争優位の源泉を「伝承」し、
・新たな競争優位性を定義し「獲得」し、
・競争優位性を核にした「マネジメント」をし
・競争優位を公開することで効果的な「採用」をし、
・競争優位を実現する要件定義から「任用」し、
・競争優位を移植可能にして「M&A」に活かし
・その結果として継続的な「事業成長」を実現する。


■コンピタンスマネジメント(以下コンマネ)の組織マネジメント

コンマネの組織作り
「現場主義」 経営企画+戦略人事+戦略広報+「現場接続」
「プロ集団」 事業でのイノベーション創造の「成功と失敗の経験者」で構成する
「機会創出」 現場の「課題設定力」を高めることが、打ち手より重要である
「企業文化」 模倣困難で継続的なコアコンピタンスは「企業文化」であるという信念
「因果関係」 企業の競争優位性をバイオロジカルな「エコシステム」として捉える
「社外協働」 社外の専門家とのディスカッションから企業としての自己理解を深める
「レバレッジ」 経営戦略を実現する「レバレッジ」になることだけをミッションとする。


■リボンモデル(リクルートのビジネスモデル)

コンマネ視点での「経営戦略」の推進事例として、リボンモデルがあります。
リボンモデルの特徴は3つです。
1、 「クライアント・ユーザー双方へのチャネル」を活かし、双方の潜在ニーズを喚起する。
2、 「ベストマッチングの追及」により、クライアント、ユーザー双方の最終満足度を高める。
3、 「マーケットの不を解消」することで、社会に新しい機会を提供する。

例えば、以前の中古車業界ではメーターの巻き戻しが、横行しておりました。
しかし、「カーセンサー」はそのようなメーター巻き戻しをしている業者を掲載不可(掲載停止)にしました。
クライアントに偏るとリボンモデルは成立しません。
広告代を払うクライアントだけのメリットではなく、ユーザーとクライアントの双方のメリットを考えたうえで、
マーケットの不を解消し、その業界の価値をあげます。
その事により、クライアント、ユーザー双方の最終満足度を高めることがリボンモデルのあるべき姿です。


「FORUM」の効能

ナレッジマネジメントを目的とした「FORUM」があります。
リクルートグループ横断でのナレッジの共有と外部知見者を交えた討論の場で、年一回4部門で開催します。
1、コアコンピタンスの「共有とアップデート」
・成果だけでなく「ストーリー」「ノウハウ」「スタンス」を共有する。
・競争優位性を「ボトムアップ」でリアルタイムかつスピーディーに更新する。
2、ビジョン実現への「戦略の見本市」
・グループミッションの実現を、言葉ではなく「事例」で示すことで理解を高める。
・現場から戦略掲示を経営層が「ほめる」ことでキャッチボールが起こる。
3、オープンイノベーションへの「人的交流」
・グループ各社の社長からの「斜め上」からの生のメッセージが飛び交う。
・自社の戦略を、他者の取り組みからディスラプトするきっかけがつかめる。
4、次世代を創る、異能な「人材発掘」
・既存のモノサシでは測れない、新たな「次世代人材要件」への進化。
・発見した人材には、さらに大きな「機会」を提供し「挑戦」を加速する。


■企業文化「おまえはどうしたい」

「圧倒的な当事者意識」と「個の強み」はリクルートの企業文化のベースになっています。
当事者意識が生まれるためには、「おまえはどうしたい?」と上司が部下にWILLを問いかけ、
「Why are you here?」でなぜやりたいのか?と常に考えさせます。
そして、上司はどんなに忙しくても「ちょっといいですか?」というメンバーからの相談に時間を割き、一人ひとりの成果と成長へコミットするこだわりがあります。
「個の強み」を活かすために、才能×投資=「強み」という方程式で個の力を伸ばします。
「才能」(好きなこと)に、投資(徹底的に時間をかける)ことで他が追随できないほどの圧倒的な「強み」になります。


社内や社外でも多くの活躍する人を生み出す背景には、個の強みを引き出すための仕掛けがあり、新しい事をしたい!面白いう事がしたい!という社員の意欲に期待をかけ、全力で組織が応える風土が根付いているのだと学びました。
今後、どのように活躍する人材が新しく生まれるのか、ワクワクした講義内容でした。