病院の医師、看護師、コメディカル、職員の方を対象に、
「コンプライアンス研修ーハラスメントー」を実施しました。

研修の目的は、以下の2点です。
・ハラスメントに起因する問題が職場において生じることがないように、ハラスメントに関する知識を高める。
・自身が加害者とならないように、あるいは、被害者となってしまった場合の対策について学習する。

ハラスメントの中でも、セクシャルハラスメント、パワーハラスメントの2点に焦点をあて学んでもらいました。

冒頭にハラスメントに対する知識のチェックテストを行いましたが、半数以上が回答に違いがありました。
ハラスメントは双方の認識の違いで、問題につながることもあります。
そのような事にならないよう、研修では知識のインプットや判例の紹介だけではなく、
受講者同時でハラスメントに対してのイメージや職場の現状について話し合う時間を多く設けました。

パワーハラスメント防止のポイントとして、
固定概念に縛られない、情緒的な言動はさける、勤務時間外や職員以外にも注意する
という点があげられます。

仕事を円滑に進めるために、上司として指示・命令を徹底することは大切ですが、
その際も相手を「育てる」という意識で愛情をもって指導することが肝要です。

ハラスメントの事例や判例に対し「昔はそれが当たり前だった」という意見もありましたが、
研修を通してハラスメントの認識を正しく持つことにより、職場のコミュニケーションが円滑に
できるのではという声も受講者から聞かれました。

何がハラスメントにあたるかを理解し、職場で積極的に意見交換を行ない、
風通しの良い職場環境がつくれるように応援しております。