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その打ち手あってますか? 「育ち育てる職場環境とは」

2023年 02月 07日

企業の教育担当者から、「新人や若手社員はもっと主体性を持って動いてほしい」というお話しをお聞きすることが
あります。
新人や若手に研修の機会を設け、自ら育ってもらうことも重要ですが、果たして彼、彼女たちが主体性を発揮できる
職場環境になっているでしょうか。

 ・上司や先輩の反応が怖くて、分からないことを聞くことができない
 ・指導が場当たり的になっていて、何をしたらいいのか分からない
 ・余計なことをするな、言われたことだけやればいいという雰囲気がある

など、主体性を発揮する機会を阻む組織風土があるかもしれません。
「自ら考え自ら動く」ようになるためには、上司や先輩など、育てる側の関わり方も重要です。どのような関わり方をすると新人や若手が主体的に動くようになるのか、育てる環境についても考えることが大切です。

一例として、ある企業で実施した「マネジメントの再点検と見直し」をご紹介します。
管理者に自職場のマネジメントに関する問題意識を共有し、「やめること」「続けること」「新たに始めること」を考えていただきました。管理者からは、以下のような意見があがりました。

 ・やめること  「自己流を押しつけること」「高圧的な態度をとること」
 ・続けること  「仕事の目的や理由をブレずに伝えること」「管理者としての模範となる行動をする」
 ・新たに始めること 「若手の考えを受けとめる」「自らの言動を見直す」「部下に意見を求める」

このように、よりよい職場にするために管理者として、「若手が主体性を発揮できる職場環境」について考えることが肝要です。