“報連相”できてますか？

管理職研修などで「報告が上がってこない」といった声が出てきたことを受けて、「新入社員研修では『報連相』をしっかりやってほしい」とご要望をいただくことがあります。

若手の研修に「報連相」を入れて、基礎を学んでいただくことは、非常に大切ですし、有効なことです。
ですが、「報連相」がうまくいかない場合、まずその環境が整えられているか、という方向に目を向けてみることも必要です。

職場の先輩や上司自身が「報連相」を理解し、部下にきちんと教えられているでしょうか。

ある企業では、上司に「報連相マネジメント」研修を受けていただいています。
この研修では、冒頭で「報連相がうまくいかないのは、100％管理職の責任です」とお伝えします。
そして、「報連相」の基本を押さえながら、報告が上がるための指示の仕方など、マネジメントのポイントを学んでいきます。

若手に「報連相しなさい」と言う前に、まず指導する側の上司が正しく理解し、「報連相」を促す働きかけをすることが重要です。