今回は、学校法人で実施した「問題解決研修」をご紹介します。
　この研修は入職5年目職員を対象にした問題解決研修なのですが、問題解決の実践のフォローを通じて、組織に定着させるために、上司を巻き込むという仕掛けをしています。

　まず、5年目職員の研修では、問題解決の型を学ぶと同時に、自身の仕事の改善をするための、「問題解決シート」を作成します。

　その後、上司向けの「問題解決研修」を実施しています。上司として、部下の問題解決の実践を指導・サポートをしていくために、部下が研修で作成した問題解決シートを持参し、問題の捉え方が明確か、原因をしっかりと堀り下げられているか、対策はこれまでのやり方に囚われていないか、という点検を他の受講者と相互フィードバックをしながら進めていきます。

　そして研修で気づいたことを、職場に戻って部下にフィードバックを行います。

　組織ぐるみで取り組むことで、問題解決の推進・定着が進み、一人ひとりの主体性が高まることを願っております。