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「部下育成」できていますか?
2025年 02月 05日
今月は、非鉄金属業の企業で実施した「部下育成研修」をご紹介します。
本研修は管理職を対象に、OJTの原理原則を学ぶとともに、後継者の育成計画について考えていただきました。
まずは、仕事を通じて部下を育成するために、業務遂行の中に「意図的・計画的に」育成を組み込んでいくという考え方を再確認していただきました。忙しい職場は人材育成ができないと思われがちですが、「忙しい職場ほど育成機会がある」と考えることができます。なぜならば、仕事を通じて繰り返し訓練をし、能力向上を図ることができるからです。
次に、「後継者の育成」について考えていただきました。プレイングマネジャーである管理職は、“自分で業務をやった方が早く確実に成果をあげられる”という思いが先に立ち、部下に仕事を任せることに抵抗があるようでした。しかし、管理職に期待されていることは“職場全体”の成果を高めることです。
そこで、研修では、自身の後継者を1名選出し、期待する役割と成果、能力を明らかにして、育成機会をどのように与えていくのかを考えていただきました。受講者からは、「計画を立てることで現場でも動かしていけそう」「ここまで考えれば後継者も育つと思う」というポジティブな意見がありました。
後継者を育成することで、マネジメント時間を捻出し、組織成果を高められることを願っています。